お庭や駐車場などに生えてくる雑草を、毎回草むしりや草刈りで対処するのは大変ですよね。「もっと手っ取り早く雑草を除去したい!」「二度と雑草が生えてこなくする方法があればいいのに!」と悩んでいることでしょう。
そんなあなたにピッタリなのは、除草剤を使った雑草対策です。
今回弊社では、草刈りや草むしり以外の雑草対策をしたことがある300人に、対策した方法や効果についてのアンケートを実施しました。その結果、約半数の方が除草剤を使って雑草対策をしていることがわかったのです。
除草剤を散布した | 53% |
砂利を敷設した | 13% |
防草シートを敷設した | 13% |
コンクリート、アスファルト、タイル、レンガなどを敷設した | 9% |
人工芝を敷設した | 3% |
ウッドチップやバークチップを敷設した | 2% |
塩を散布した | 2% |
土をかぶせた | 2% |
芝生以外のグランドカバーを植えた | 2% |
天然芝を植えた | 0.3% |
このコラムでは雑草対策を実践した方々の声をもとに、以下の内容を解説します。
- 除草剤を使った雑草対策にどのようなメリットがあるのか
- おすすめの除草剤と効果的な使い方
- 確実に雑草が生えてこなくなる予防方法
このコラムを読めば雑草がサッパリなくなり、もう草むしりや草刈りをしなくてもきれいなお庭を維持できるようになります。
目次
雑草対策で除草剤が人気No.1の理由は「手軽さ」
今回のアンケートでは、選んだ対策方法について「Qその対策方法を選んだおもな理由はなんですか?」という質問をしました。除草剤を選んだ方の回答で最も多かったのは、「手軽さにメリットを感じる」という内容です。
具体的に多かった回答を要約すると、およそ以下の4点です。
Qその対策方法を選んだおもな理由はなんですか?(回答者数 300人) | |
作業が簡単にできるから除草剤を選んだ | 20% |
身近なお店で安く手に入るから除草剤を選んだ | 12% |
生えている雑草を楽に駆除できるから除草剤を選んだ | 12% |
雑草の発生を予防できるから除草剤を選んだ | 10% |
それぞれ代表的な回答を取り上げながら、除草剤が他の方法と比べてのどのように手軽なのかを詳しく解説していきます。
作業が簡単にできる
除草剤は、雑草に吸収させたり土壌に染み込ませることで雑草を枯らせたり発芽を抑制したりできる薬剤です。植物に水やりをするような感覚で薬剤を散布するだけなので、面倒な準備や作業がなく簡単に使えるのが大きなメリットです。
- ただ液体をかけるだけなので、便利で簡単だからです。(53歳女性)
- 手軽に労力をあまり使わずに対策したかったため(40歳男性)
- 範囲が広いので、一度にできそうな除草剤を選びました。(38歳女性)
防草シートや砂利などの方法では、地面に敷き詰めたりしっかり固定したりといった手間がかかります。特に広い敷地の場合には何時間もかかったり、ひとりでは施工できなかったりということもあるのです。それに対して除草剤は、ひとりでも短時間で作業を済ませられます。
また、防草シートや砂利を施工する際には、あらかじめ適切なサイズや分量を計測しておく必要があります。量が多い場合には対策する場所まで運ぶのもひと苦労です。除草剤なら施工する面積に対して必要量が少ないので持ち運びや保管がしやすく、余ってもまた使えるので、購入前にとくに面倒な準備はありません。
時間や労力をかけずに手早く雑草対策をしたい場合には、除草剤を使うのが断然効率的です。
身近なお店で安く手に入る
除草剤はホームセンターや園芸店、ドラッグストアや100円ショップなど身近にあるお店で販売されているので、ほしいときにすぐに手に入ります。
- ホームセンターで簡単に手に入るかつ、手軽に対策できるから。(40歳男性)
- 近所のドラッグストアで買えて安価だったので。(34歳女性)
- なるべく安価で簡単、効果が早めに見て取れそうな策を探していたのですが、100円ショップの「希釈して散布するタイプの液体除草剤」を試してみたところ、予想よりも効果があったようで、雑草の繁殖がかなり抑制されました。欠点としてはやや分量が少ないことですが、費用対効果を考えると、当方の場合十分ではないかと判断しています。効果はもちろん永続的ではないものの、一度散布したところは若干の抑制作用が残っているのか、前のシーズンよりも幾分雑草の繁殖は少なめな感があります。従って当方では、しばらくこの方法で対処してみたいと考えています。(51歳男性)
他の方法に比べて価格が安く済むことが多いのもうれしいポイントです。アンケートで「Q対策には総額でどれくらいの費用がかかりましたか?」という質問をしたところ、除草剤を使った160人のうち66%が3,000円未満でおさまっているという結果になりました。
除草剤に次いで人気の高かった雑草対策方法である砂利、防草シート、コンクリート・タイルなどと比較すると、除草剤では平均して5倍~10倍安い費用で済んでいることがわかります。
できるだけ費用を抑えて雑草対策をしたい場合はもちろん、ひとまずなにか試してみたいという場合にも、まずは手軽で安価な除草剤を使ってみるのがおすすめです。
生えている雑草を楽に駆除できる
他の対策方法と除草剤が大きく違うのは、すでに生えてしまっている雑草を枯らせる効果があるということです。雑草が除草剤を葉や根から吸収すると、その雑草は枯れてしまいます。
- 手っ取り早く簡単に除草したかったので(63歳男性)
- 駐車場のコンクリートの複数の隙間から雑草が生えてきてしまっていたので、手作業で草抜きをするのは面倒に感じたため、除草剤を散布しました。(24歳女性)
- 生えてきている雑草の種類が根の深いものだったので、抜いても根が残ってしまいまたすぐに生えてきてしまい、抜くだけでは意味がなかったため根元から処理できる除草剤を利用しました。(21歳女性)
砂利や防草シートを敷設するには、まず今生えている雑草を除去しないといけません。雑草のなかには強く根を張っていたり地面にへばりつくように生えていたりして、手作業ではむしりにくいものがあります。
そこで除草剤を散布して枯らせれば、あとは枯れた雑草を集めて処分するだけです。抜くのが大変な雑草や大量に茂ってしまった雑草も、手間なく一気に駆除できます。根が残っているとすぐにまた生えてくるような手ごわい雑草も、除草剤で根まで枯らせれば再生を防げるのです。
また、アンケートで「Q対策の効果を実感するまでにどれくらいの期間がかかりましたか?」という質問もしているので見てみましょう。結果を見ると、除草剤を選んだ160人のうち24%が1週間未満、60%が1ヵ月未満で効果を実感しています。除草剤を使えば遅くとも1ヵ月程度で効果を得られる可能性が高いといえます。
1ヵ月ほどかかるといっても、除草剤をまいたら放っておくだけなので、手作業で草むしりや草刈りをするよりもはるかに楽です。増えて手に負えなくなった雑草をなんとかしたい場合には、除草剤で対処しましょう。
雑草の発生を予防できる
雑草対策をするなら今生えている雑草の除去だけでなく、今後も雑草が生えないようにしておきたいですよね。除草剤には雑草を枯らせるだけでなく、土壌に成分が残ることでこれから生えてくる雑草の発芽を抑制する効果があるものもあります。
- 簡単で生えてこなくなるから。(50歳女性)
- とにかく夏になると草が凄いので 3ヶ月おきに除草剤撒いております。 そのおかげで 草が生えません。 草むしりをする必要がありません。 大変重宝しております。(50歳男性)
- 抜いても抜いても生えてくるので一度除草剤を使ったら、全然生えなくなってきたので使っています。(46歳女性)
雑草予防効果の高い方法には防草シートやコンクリートなどの地面を覆ってしまう方法もあります。ただ、地面を覆うと他の植物も育てられなかったり、育てたいと思ったときに撤去する作業が必要になったりというデメリットがあります。
除草剤には雑草以外の植物に影響を与えないものもあるので、他に育てている植物がある場所や、今後育てるかもしれない場所にも安心して使えるのです。予防の効力は多くの場合数ヵ月程度ですが、定期的に散布しておけば大掛かりな作業をしなくても雑草のない状態を維持できます。
手軽な方法で雑草予防をしていきたい場合には、除草剤がおすすめです。
除草にも予防にも効果的なおすすめの除草剤3選
実際にドラッグストアやホームセンターに行ってみるとさまざまな種類の除草剤が並んでいるので、「どれを選べばいいのかわからない」ということがありますよね。
そこで、状況ごとに最適なおすすめ除草剤を3つご紹介します。
※各商品の価格はショッピングサイト楽天市場に掲載されている2022年6月16日時点の本体価格の最安値です。
コレ1本でOK!【ネコソギロングシャワーV9】
面倒や準備や作業をせずに手軽に雑草をなくしたいという方には、ネコソギロングシャワーV9がおすすめです。
レインボー薬品 ネコソギロングシャワーV9 800ml 978円
「ネコソギ」はレインボー薬品株式会社が製造販売している除草剤で、さまざまな種類があります。そのなかでもV9はススキやチガヤなど生命力が強く駆除が難しい多年生イネ科雑草も枯らせることができます。
さらに散布してから最長9カ月間雑草の発生を抑制できる便利な除草剤です。
除草剤にはすでに生えている雑草を枯らせるタイプとこれから生えてくる雑草を抑止するタイプがありますが、ネコソギロングシャワーV9はその両方の機能を持ったハイブリッドタイプです。
複数の除草剤を使い分ける必要がなく、すべての雑草対策がこれ1本だけあれば完結できます。
すでに希釈してある液剤タイプで、容器の口部分にはシャワーヘッドのように細かい穴があるので、買ってきたらそのまま散布できます。面積に応じて薬剤を軽量して水に溶かしたり、専用のジョウロや噴霧器を用意したりといった手間はありません。
約12坪分の800ミリリットル、約30坪分の2リットル、約60坪分の4リットルとサイズ展開も豊富なので、使いたい場所に応じてちょうどよいサイズを選ぶことができます。多くのドラッグストアで販売されていて簡単に手に入るので、まずは少量サイズから試してみるのもおすすめです。
注意点は、基本的に散布した場所にある植物はすべて枯れてしまうということです。家庭菜園や庭木などがある場所で使うと、育てている植物も枯れたり弱ったりしてしまいます。隣家との境界近くで散布すると、お隣が育てている植物にも影響を与えるおそれもあります。また、薬剤の成分が土壌に残ることで予防効果を発揮するので、散布した場所では9ヵ月間は植物を育てられません。
トラブルを避けるために、周囲に人が育てている植物がなく、今後も育てる予定がない場所にのみ使用しましょう。
【参考】除草剤で雑草をネコソギ枯らす|レインボー薬品株式会社 | 商品一覧 | 雑草・コケ・芝生対策 | 雑草対策/土壌処理型+茎葉処理型 | ネコソギロングシャワーV9(最終閲覧日:2022年6月16日)
雑草だけを枯らせる【アージラン液剤】
アージランは選択性除草剤といって、育てている作物には悪影響を及ぼすことなく、雑草だけを枯らせることができる除草剤です。水田のあぜや牧草地でも使われていて、もちろん樹木を植えているお庭でも安全に使用可能です。多年生イネ科雑草も枯らせることができ、さらに散布後にも雑草の発生を2~3ヵ月間抑制できます。
アージラン液剤 500ml 1,597円
必要量を水に溶かして散布する希釈タイプなので使用できる量が多く、例えば10平方メートルのお庭なら1本で約3年分とお得に使えます。容量が小さいので保管もしやすいです。場所や駆除したい雑草に応じて希釈率を変えたり、少量をスプレーボトルに入れて部分的に散布したりなどの柔軟な使い方もできます。
使用できる作物や場所、駆除したい雑草ごとの希釈率が製品に表示されていますので、よく確認して使用します。
【参考】アージラン液剤 | 石原バイオサイエンス(最終閲覧日:2022年6月16日)
日本芝や西洋芝のお庭で使える【シバキープpro顆粒水和剤】
シバキープProは、芝生は枯らさずに雑草だけを枯らせる芝生用の除草剤です。
シバキープpro顆粒水和剤 分包 1.2g×2袋 1,100円
芝生用除草剤には日本芝には使えても西洋芝には対応していないものが多いですが、シバキープProはベントグラスやケンタッキーブルーグラスといった西洋芝を植えている場所でも使えます。
粒状の薬剤を水に溶かして直接散布することで雑草を枯らせるだけでなく、土壌全体に散布すれば雑草の発生を約3ヵ月間抑制します。
【参考】除草剤で雑草をネコソギ枯らす|レインボー薬品株式会社 | 商品一覧 | 雑草・コケ・芝生対策 | 芝生対策 | シバキープPro顆粒水和剤 分包(最終閲覧日:2022年6月16日)
除草剤の効果を最大にするポイント
まくだけで簡単に雑草対策ができる除草剤ですが、効率よく効果を得るためには使い方にいくつかポイントがあります。せっかくの除草剤をできるだけ有効に活用する方法を、3つご紹介します。
- 晴れて風のない日に散布する
- 芝生では枯れ葉を除去しておく
- 噴霧器を使う
晴れて風のない日に散布する
雑草に散布して枯らせる液剤タイプの除草剤を使う際には事前に天気予報などを確認し、1日を通して雨が降らないと見込まれる日に散布しましょう。散布中や散布直後に雨が降ると、除草剤の効果が減ってしまうからです。
除草剤は雑草の葉や茎から吸収されることで、雑草を枯らせます。雨が降ると葉や茎に付着した薬剤が流れてしまって吸収されなくなるので、効果が得られません。
また、風の強い日も避けたほうがよいです。風が強いとねらった場所に薬剤をかけるのが難しく、枯らせたくない植物にもかかってしまうおそれがあるからです。特に隣家の庭木や農作物の近くで散布するときはできるだけ風のない日を選びましょう。
芝生では枯れ葉を除去しておく
芝生にはサッチと呼ばれる枯れた芝の葉や根が蓄積していることがあり、その状態で除草剤を散布すると除草剤の効果が低下します。土壌の表面にサッチの層があると、除草剤の成分が地中まで届きにくくなるからです。
芝生で除草剤を散布する際は、たまっているサッチをレーキなどで取り除くサッチングをしておきましょう。
噴霧器を使う
広範囲に除草剤を散布する場合には、噴霧器を使うと便利です。蓄圧式や電動式で自動的に一定の量を噴射できるので、無駄なく均一に、腕への負担も少なく散布ができます。
そのまま使えるシャワータイプの除草剤でも、容量が大きなものは持ちながらあちこちに振りまいていくのは大変です。希釈するタイプの場合もジョウロを使うよりも作業の効率がよくなりますので、散布する量が多い場合は噴霧器を使うのがおすすめです。
電動式のものは高価な傾向ですが、手動でポンプを上下させて噴射する蓄圧式のものはホームセンターなどで1,000円~2,000円程度で購入できます。
工進 蓄圧式噴霧器 ミスターオート HS-401E 1,297円
※価格はショッピングサイト楽天市場に掲載されている2022年6月16日時点の本体価格の最安値です。
状況ごとの最適な雑草予防方法
除草剤を使った雑草対策をご紹介してきましたが、子どもやペットがいるなどの理由で「除草剤は使いたくない」という方もいるでしょう。
そこで、ここからは雑草対策をしたことがある方300人へのアンケートで回答が多かった除草剤以外の雑草対策方法を、選んだ方の声とともにご紹介します。
除草をしたあとにできる予防対策ですので、「除草剤を使って除草をしたけれど、頻繁に除草剤を散布するのも面倒だ」という方にもおすすめです。
- お庭には見栄えのよい砂利や人工芝
- 空き地には現状を維持できる防草シート
- 駐車場には耐久性の高いコンクリートやタイル
- 自然にこだわるなら天然芝やグランドカバー
※各商品の価格はショッピングサイト楽天市場に掲載されている2022年6月16日時点の本体価格の最安値です。
お庭には見栄えのよい砂利や人工芝
砂利や人工芝は、地面をおおうことで雑草が生えてくるのを防ぐ雑草対策です。外から飛んできた種や胞子が地面に着かないので、発芽ができなくなります。また、地中に雑草の種や根があって芽が出てきたとしても、日光が当たらないのでそのまま枯れてしまうのです。
砂利や人工芝は、雑草対策とオシャレを同時に実現したいという方におすすめです。砂利にも人工芝にもいろいろな種類があるので、家やお庭のテイストに合わせて選ぶことができます。どちらもホームセンターで販売されているので、DIYで好みのお庭を作ることも可能です。
- 石の色を選べて見た目もきれいになるので。掃き出し窓の前なので砂利を踏む音で防犯にもなると思ったので。(50歳女性)
- 景観を崩すことなく、自然な見た目で、薬物でもないため身体に害もないと思ったから。(33歳女性)
- 自分でできることと防犯対策にもなって一石二鳥だから(38歳女性)
- 見た目も可愛くしたかったからです。人工芝を敷くと、子供も喜んで素足で外に出ていました。(40歳女性)
- 犬用のドッグランも兼ねて防草シート機能付きの人工芝を敷設しました。(33歳女性)
- 防草シートの上に人工芝を敷きました。見た目もいいですし、子供が遊んだときに砂利やアスファルトだと怪我しやすいかなと考えて人工芝にしました。(31歳男性)
砂利は歩くと音がするので防犯対策になること、人工芝ではやわらかいので子どもやペットがいても安心といったこともメリットとして挙げている方が多いです。
和風庭園・砂利 敷砂利五色 15kg×2袋 2,780円
アイリスオーヤマ 人工芝 ロール 1m×5m 芝丈30mm 4,680円
一方、砂利や人工芝は年月がたつにつれて地面に埋まったり上に土が積もったりして、雑草対策の効果が低下することがあります。砂利や人工芝の雑草予防効果を高めるには、まず次にご紹介する防草シートを敷き、その上に砂利や人工芝を敷くのがおすすめです。
空き地には現状を維持できる防草シート
防草シートは砂利や人工芝と同様に地面をおおう雑草対策で、その名のとおり雑草予防に特化したグッズなのでより高い防草効果を期待できます。
定期的なお手入れが難しかったり、今後の用途が決まっていなかったりすることが多い空き地におすすめの方防草シートは砂利や人工芝と比べると表面にデコボコがないので、掃除などの維持管理がしやすいのがメリットです。取り外すのも簡単なので、もしも防草シートを敷いた場所を別の用途で使いたくなったときにはすぐに撤去できます。
- 自分が所有している土地だが、現在住んでいるところから少し離れているため、なかなか頻繁に手入れができないので、除草シートを敷いた。(33歳女性)
- 今は何も植えないけれど、いづれは会える可能性があるので一時的な防草が希望だった為(28歳女性)
- 近くに畑を作っている家もあったため除草剤は使用しずらく、防草シートは業者に依頼せずに済むし後々その場所を畑として利用したい場合もシートをはずすだけで良いし一番お金がかからず手軽だと考えたから。(39歳女性)
防草シート 2m×50m 5,280円
一方で、防草シートは無機質な印象があって見栄えが悪いというデメリットがあります。気になる場合は防草シートの上に砂利や人工芝、ウッドチップなどを二重に敷設すると見栄えがよくなり、防草効果もより高まります。
駐車場には耐久性の高いコンクリートやタイル
地面にコンクリートやアスファルト、タイルやレンガなどを敷いてしまえば土がなくなるので、雑草が生えることはなくなります。雑草対策としてこれ以上ない頑強な方法といえます。
特に駐車場や玄関アプローチなど、人や車が頻繁に出入りする場所におすすめです。砂利や防草シートなどでは人や車が上を往来するうちにデコボコができて防草効果が低下したり、見栄えが悪くなったりすることがあります。耐久性の高いコンクリートなどならより長い期間一定の防草効果を維持でき、地盤も安定するメリットがあります。
- ほぼ半永久的に雑草対策できるのと掃除が楽になるからです。(49歳女性)
- 駐車スペースのため耐久性や水はけを考慮した結果、タイルにしました。(46歳男性)
- ホームセンターで購入した、固まる砂を使用しました。玄関先の為、外観を重視するため。(35歳女性)
コンクリートなどは業者に頼まないといけないイメージがありますが、近年では比較的簡単に施工できる固まる砂や固まる土といった商品も登場しています。砂を広げて敷いた上から水をかけるだけなので、自分でも施工可能です。ホームセンターで購入できるので、費用を抑えて強固な雑草対策をしたい方にはおすすめです。
アイリスオーヤマ 固まる防草砂 10L オレンジ 698円
ただし、コンクリートやタイルなどには、隙間から雑草が生えることがあるというデメリットがあります。わずかな隙間から生えた雑草はむしったり刈ったりがしにくいため、除草剤で対処するのがおすすめです。
自然にこだわるなら天然芝やグランドカバー
グランドカバーは、地面をはうように生い茂る植物を植える雑草対策です。ひとつの植物が地面を密におおうことで、他の雑草が生える隙間がなくなるのです。芝生もグランドカバーの一種といえます。
天然の植物で雑草に対抗する方法なので、人工物を使わず自然な庭を作りたい方におすすめです。
- 芝を植えることで夏場は涼しくなりますし、見栄えも良くなるので植えました。(38歳男性)
- 除草剤は使いたくなく、植物で対処したかった(31歳女性)
- 子供がもうすぐ生まれるので、子供が裸足で遊んだりもできるように、芝よりも手入れの少ないグランドカバーを選びました。(33歳女性)
お庭全体をおおう植物といえば芝生が代表的ですが、芝刈りなどの手入れが大変というデメリットもあります。
対して芝生以外のグランドカバーに使われる植物にはほとんど手入れが不要なものもあるので、手間を減らしたいという方には芝生以外のグランドカバーがおすすめです。花が咲く種類もあり、複数の植物を寄せ植えのように楽しむこともできます。
グランドカバーたちがいい仕事してくれてて、雑草の生える余地がない♪
手入れが楽^ – ^ pic.twitter.com/vaUdgVBCLa
— ヌーヌ (@n_u_u_n_u) May 6, 2022
雑草対策はプロに頼めばより簡単確実!
ここまで基本的には自分でできる雑草対策の方法をご紹介してきましたが、「除草剤や砂利を使うのも面倒」「どの方法がいいのかわからない」という方もいるかもしれません。そんな場合には、造園業者や植木屋などのお庭のプロに頼ってみるのもおすすめの方法です。
費用はかかってしまいますが、プロに頼むことには以下のようなメリットがあります。
- 手早く雑草を除去・処分してくれる
- 安全で効果的な対策方法を提案してくれる
- お庭や外構の手入れもまとめて頼める
それぞれ詳しく解説していきます。
早く雑草を除去・処分してくれる
雑草対策をするうえで大きなハードルになるのは、ひとまず今生えている雑草をどうにかすることですよね。砂利や防草シートなどで予防対策をするにも、まずは除草をする必要があります。
造園業者や植木屋では、お庭の手入れの一環として除草にも対応していることが多いです。大変な除草作業をプロに頼めば、負担を大幅に減らすことができます。すでにたくさんの雑草が伸びてしまっている場合でも、プロは草刈り機や除草剤など専門的な道具を使って手早く除草をしてくれるので、長く時間を奪われることもありません。
さらに、除草した雑草ゴミを引き取って処分してもらうこともできます。掃除や後片付けに手間をかけることもなく、楽してお庭がきれいになるのです。
安全で効果的な対策方法を提案してくれる
プロは雑草対策方法ごとの特徴をよく知っているので、その場所や依頼主の要望に応じて最適な対策方法を判断することができます。除草剤の種類や使い方にも知識があるので、近隣や環境、子どもやペットなどに悪影響を及ぼすことなく除草剤を使うこともできるのです。
多くの造園業者や植木屋では相談や無料見積りに対応していますので、どのような雑草対策がよいのか迷っている場合には一度相談してみるのがおすすめです。
お庭や外構の手入れもまとめて頼める
造園業者では雑草対策だけでなく、芝刈りや芝張りなど芝生のお手入れ、剪定や植樹、移植など庭木のお手入れ、消毒や害虫駆除などお庭に関するあらゆるお手入れに対応しています。
お庭はもちろん、駐車場や玄関アプローチなど施工も頼んで、好みの住まいをデザインしてもらうことも可能です。雑草対策だけでなく、きれいでおしゃれなお庭や外構を作りたいと思っている方は、一度造園業者に相談してみるのがおすすめです。
雑草対策ならお庭110番にご相談ください!
実際に雑草対策を業者に頼みたいと思っても、「どこに頼めばいいのかわからない」ということもありますよね。そんな場合には、当サイト【お庭110番】をご活用ください。
お庭110番は、ご相談に応じて最適なお庭のプロをご紹介するサービスです。全国に加盟業者がありますので、ご要望にお応えできるお近くの業者を厳選してご紹介可能です。
ご紹介する加盟業者では現地調査・お見積りは原則無料(※)対応していますので、「まずは話だけ聞きたい」という場合でも安心してご利用いただけます。
無料相談窓口で24時間365日ご相談を受け付けていますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
農文協『今さら聞けない 除草剤の話 きほんのき』農山漁村文化協会、2021
竹内 安智『芝生地雑草防除の問題点』1983
(最終閲覧日:2022年6月16日)
実施日:2022年5月30日
対象:草むしり、草刈り以外の雑草対策をしたことがある方
回答者数:300人
設問:
Q1草刈り・草むしり以外の雑草対策をした場所はどこですか?
Q2どのような方法で対策をしましたか?
Q3その対策方法を選んだおもな理由はなんですか?
Q4対策の実施には造園業者など専門業者を利用しましたか?
Q5対策には総額でどれくらいの費用がかかりましたか?
Q6対策にはどれくらいの効果がありましたか?
Q7対策の効果を実感するまでにどれくらいの期間がかかりましたか?
Q8今後の雑草対策についてどう考えていますか?
※記事中の回答文は原文のまま記載しています。