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シャリンバイの剪定するコツ
シャリンバイの剪定では、剪定時期や切るべき枝の見極めなどを把握するのがコツです。それぞれ、正しく剪定するために重要なポイントについて解説していきましょう。剪定する理由と時期

剪定方法
まずシャリンバイの剪定に必要なのは、「剪定用のハサミ」です。剪定用のハサミを使用する際は、刃の部分を清潔に保っておきましょう。刃が汚れているとそこから雑菌が枝の切り口に入り込み、病気などが発生するおそれがあるためです。また、シャリンバイの枝が高い位置にある場合は脚立も必要になります。 シャリンバイを剪定する場合、若木と成木では切るべき枝が少し異なるので注意が必要です。以下を参考にして切るべき枝を確認してみてください。【シャリンバイの剪定で切るべき枝】
若木の場合:勢いよく伸びた枝、間延びした枝 成木の場合:上記に加え、混みあった枝や内側に伸びた枝、樹形を乱す原因となる枝 どちらの場合にせよ、多くの枝を切りすぎないように注意しましょう。シャリンバイの新芽の生長は比較的おだやかなので、あまりに切りすぎてしまうと元の状態に戻るまでに長い時間がかかってしまいます。心配なら業者依頼がおすすめ
ここまでご紹介したように、シャリンバイの剪定は適切な時期に適切な方法でおこなう必要があります。そのため、剪定に慣れていない方にとっては少し難しいと感じてしまうかもしれません。そんなときは無理に自力で剪定をしようとせずに、プロの剪定業者に依頼することをおすすめします。 プロの剪定業者に依頼すれば、栽培しているシャリンバイの種類に合った方法で剪定してもらうことが可能ですし、今度自力で剪定するときの参考にもなります。もし、剪定業者をお探しであれば、ぜひ弊社をご利用ください。弊社のサービスを利用することで、シャリンバイの剪定が得意な業者に依頼することが可能です。剪定枝を再利用可能!シャリンバイの増やし方
シャリンバイの花をもっと楽しみたいなら、シャリンバイの剪定で切り取った枝を使って挿し木に挑戦してみてください。また、別の品種のシャリンバイを育ててみたいなら新しい苗を植え付けるのがよいでしょう。 この章では、これらのシャリンバイの増やし方について詳しく解説していきます。挿し木

植え付け
別の種類のシャリンバイを育てるなら、新しい苗を購入して植え付ける方法が最適です。以下の手順にしたがって、3~4月もしくは10~11月の時期に植え付けをおこないましょう。【シャリンバイの植え付け手順】
- 鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- 水はけのよい土をある程度の高さまで鉢に入れる
- 購入した苗を取り出し、根についた土をほぐす
- 鉢に苗を入れ、残りの土を使って植えていく
- 水をたっぷりと与える
シャリンバイの種類と特徴 | ||
種類 | 特徴 | 花の色 |
マルバシャリンバイ | 葉が丸い形をしている | 白色 |
ホソバシャリンバイ | 細長い葉をしている | 白色 |
ヒメシャリンバイ | 葉や枝が比較的小さめ | 薄い桃色または白色 |
ベニバナシャリンバイ | 交配種で過酷な環境に強い | 赤みを帯びている |
シャリンバイはお手入れが大切!基本的な栽培方法
シャリンバイは剪定だけでなく、普段の栽培管理にも気をつける必要があります。きれいな花を十分に楽しむために、ここでご紹介する基本的な栽培方法について確認してみましょう。日当たりのよい場所で栽培

水やり・肥料
シャリンバイは、植え付けからしっかりと根付くまで長い期間を必要とする植物です。そのため、庭植え(地植え)や鉢植えに関わらず、定期的な水やりをする必要があります。シャリンバイを植えた土の状態を確認し、乾いていたときに水をたっぷりと与えておきましょう。 2年以上こまめに手入れをして、しっかりと根付いたようなら庭植えの場合は基本的に水やりが不要となります。ただし、鉢植えの場合は2年以降も同じようにしっかりと水やりをしなければなりません。 また肥料の撒き方についても、庭植えと鉢植えで違うため注意が必要です。 庭植えの場合は2月ごろに有機質肥料を撒き、鉢植えには3月ごろに化成肥料を撒いていきます。これらの生長期の境目となる時期に肥料を撒くことによって、春からの生長期をしっかりとサポートすることが可能なのです。病気・病害虫
シャリンバイにとって最適な環境を整えても、病気や病害虫の発生によって枯れてしまうこともあります。病気や病害虫で枯れさせないためには、早期発見により対処しておくのがコツです。 ここでは、シャリンバイの栽培で気をつけたい病気や病害虫について一覧でご紹介します。シャリンバイで気をつけたい病気・病害虫 | ||
名称 | 症状 | 対策 |
すす病 | ・黒いすすのようなカビが生える | ・発生個所を取り除く ・風通しの良い環境にする |
ごま色斑点病 | ・斑点が発生し、生長を阻害する | ・土壌や日当たりを見直す ・発生個所を取り除く |
カイガラムシ | ・葉や枝にくっついて吸汁する ・排泄物によりすす病を誘発 | ・ブラシなどで虫を取り除く |
アブラムシ | ・葉などから養分を吸汁する ・アリなどの虫を引き寄せる | ・植物用の殺虫剤を使用 ・テープなどで虫を取り除く |
カイガラムシやアブラムシは、種類によって姿形が違うため注意が必要です。基本的には、硬いカラのようなものにおおわれていたらカイガラムシ、小さくて透明感のある体をしていたらアブラムシの可能性があるので、注意深く観察してみましょう。 また、どの害虫が発生しているか判別が難しい、害虫駆除にてこずっているという場合はプロの業者にお任せしてみるのもひとつの手。弊社では、シャリンバイの剪定だけでなく植物に発生した害虫の駆除もおこなっています。 もしシャリンバイの剪定や害虫についてお困りでしたら、ぜひ弊社にご相談ください。