お庭110番|「癒合剤」は塗るだけ!カンタンに扱える&植物の健康をしっかり守るおすすめの癒合剤をご紹介

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「癒合剤」は塗るだけ!カンタンに扱える&植物の健康をしっかり守るおすすめの癒合剤をご紹介

癒合剤で害虫・乾燥・雑菌を防ごう! 癒合剤の選び方と使い方

「癒合剤をはじめて買うから、どれにしたらよいかわからない」とお困りではありませんか?

癒合剤には剪定した切り口から、雑菌や害虫、乾燥などの悪影響の侵入を防ぐ効果があります。効果はどのメーカーの癒合剤でもほとんどかわりません。

ただ、液の色や速乾性、使いやすさはメーカーごとに異なりますので、はじめて癒合剤を買うときは、扱いやすいものを選びましょう。

ここでは「扱いやすさ」に注目して選んだおすすめの癒合剤に加え、以下の3つをご紹介いたします。

当記事の見どころポイント
  • 3社メーカーの癒合剤の特徴を比較
  • 癒合剤の使い方
  • 癒合剤の代用品

当記事をご覧いただければ、どの癒合剤を買うべきなのかと悩むことはもうありません。使い方も解説いたしますので、自信をもって購入し、安心して使うことができます。

おすすめの癒合剤【カルスメイト・590円~】

癒合剤はボンドのような粘性のある液で、チューブに入っているものが主流です。主にホームセンターにて販売されています。近くにホームセンターがないときは、ネット通販から購入することも可能です。

さまざまなメーカーが癒合剤を販売しているなか、当記事では富士商事が製造している「カルスメイト」という癒合剤をおすすめします。

カルスメイトは初心者でも扱いやすく、どんな植物にも使用できる汎用性の高い癒合剤です。

おすすめの癒合剤「カルスメイト」

商品名 カルスメイト【100g】
価格 590円~(2021年11月12日時点)
特徴
  • 乾燥が早く、べたべたしない
  • 液の色が茶褐色で、塗った個所が目立たない
  • 液が固めで、液だれしない

カルスメイトは他の癒合剤に比べて液の粘度が高いので、液が流れにくく、斜めの切り口にもしっかり塗れます。液だれトラブルも起こしません。

乾燥が早く、ひび割れを起こさないため、穴や割れを塞ぐのにも使用できます。防水・害虫・乾燥をしっかり防ぐうえに扱いやすい癒合剤ですので、はじめて買う方にはとてもおすすめできる商品です。

カルスメイトを買うなら「150g入り」がベスト

切り口の直径が5cmの場合、使用するカルスメイトの量は約5gです。カルスメイトは、100g・150g・1000g(=1kg)入りの商品が販売されています。購入するなら150g入りがおすすめです。

まずご家庭の庭木、生垣の剪定に1kgもの癒合剤は必要ないでしょう。100gと150gで迷ったときは、価格を比較してみてください。

100g 590円~
150g 680円~
1000g 2,638円~

※2021年11月22日時点

内容量に1.5倍もの差がありながら、価格差は100~200円程度です。剪定は定期的におこなうものなので、今後も癒合剤を使用することも考慮して、コスト面から100gで済む方にも、150g入りのものをおすすめします。

ちなみに、あまったカルスメイトはしっかり封をして保存すれば1~2年は使用可能です。

ただ、急に「カルスメイトがおすすめ!」といわれても、他の商品との違いがわからないと、いまいちピンとこないですよね。

次の章にて、カルスメイトとよく比較される癒合剤を2つご紹介します。それぞれ特徴が異なりますので、どれがあなたにあった癒合剤か見比べてみましょう。

他メーカーの癒合剤との違い

癒合剤を買う多く方が「カルスメイト」「トップジンMペースト」「新キヨナール」の3つで迷います。

どれも癒合剤として販売されている商品ですが、液の色や速乾性には違いがあります。

カルスメイト トップジンMペースト 新キヨナール
価格 590円~ 594円~ 650円~
液の色 茶褐色 オレンジ色 緑色
速乾性 早い 遅い 遅い
殺菌剤 含まれていない 含まれている 含まれていない

※100gあたりの価格を記載しています
※2021年11月12日時点

液の色」は茶褐色か緑色だと、塗った部分が目立ちにくいです。見栄えが気になる方は、茶褐色または緑色の液を選びましょう。

速乾性」が早い癒合剤は扱いやすいうえに、せっかく塗った液が服についてまた塗り直すといったトラブルを防げます。はじめて癒合剤を使う方には、早く乾く癒合剤がおすすめです。

殺菌剤」が含まれている癒合剤は、病気で弱った植物や病気にかかりやすい植物の剪定時に使用します。

病気に弱い植物には殺菌力がある癒合剤がベストです。ただし、健康な植物には殺菌剤は必要ありません。

これらのことを踏まえ、まずはカルスメイトとよく比較される「トップジンMペースト」からみていきましょう。

トップジンMペースト

商品名 トップジンMペースト【100g】
価格 594円~(2021年11月12日時点)
特徴
  • 殺菌剤が含まれており、殺菌力が強い
  • 乾くのにすこし時間がかかる
  • 液の粘度が低く、液だれをおこしやすい

トップジンMペーストの液はオレンジ色で、レビューによると「塗ったところが目立つ」ようです。そのため、生垣や観賞目的の植物にはやや不向きといえます。

トップジンMペーストには強い殺菌力があるため、癒合剤でありながら「農薬」という面が強い癒合剤です。そのため、病気にかかりやすい植物や病気にかかっている植物によく使用されています。

しかし、健康な植物の剪定には殺菌剤は必要ありません。殺菌剤を不必要に使用すると、植物の健康を損なう原因になりえます。

これらのことから、枝が変色しているなどのトラブルが起こっていないときは、殺菌剤が含まれていないカルスメイトを選ぶべきです。

次は「新キヨナール」の特徴をみていきましょう。新キヨナールはカルスメイトとよく似た機能をもっている癒合剤です。

新キヨナール

商品名 新キヨナール【100g】
価格 650円~(2021年11月12日時点)
特徴
  • 「盆栽用」の癒合剤としてつくられた商品
  • 乾くのに時間がかかり、半乾きである時間が長い
  • 液の色は緑色で、乾くと透明になる

新キヨナールは盆栽用の癒合剤ですが、盆栽以外の植物にも使用できます。液の色は緑色をしており、乾くと透明に変化するため、観賞用の植物に適しています。

ただ、新キヨナールは乾きが遅く、半乾きの状態が長く続きます。そのため作業中に服や腕についてしまうことも。

また新キヨナールは他2つよりも価格が高いため、大きな木やたくさんの枝を切る際には、コストパフォーマンスが悪いです。

速乾性とコストの面から、はじめて癒合剤を買う方にはやはり、乾きが早く・扱いやすい「カルスメイト」がおすすめといえます。

購入する癒合剤が決まったら、次は使い方を予習しておきましょう。

切り口に塗るだけ!癒合剤の使い方

癒合剤の使い方はとてもカンタン!ヘラやハケを使って剪定後の切り口に癒合剤を塗るだけです。ヘラは百円ショップで販売されているもので問題ありません。

切り口に癒合剤をのせ、ヘラで塗り広げます。塗りにくい箇所の場合は、ヘラに癒合剤をのせ、切り口に塗ってください。

癒合剤

切り口にまんべんなく癒合剤が塗れたら、しばらくそのままにしておきます。1か月ほど経過したら、癒合剤をはがしてください。

絆創膏を貼ったとき、傷が治ればはがしますよね。それと同じで、癒合剤にもはがすタイミングがあります。

癒合剤をつけたままの状態で長期間放置してしまうと、植物の健康に悪い影響がでてしまうため、様子を見てはがしてあげてください。

癒合剤を塗るべき枝

剪定したすべての枝に癒合剤を塗る必要はありません。癒合剤は以下の項目に当てはまる枝に使用してください。

癒合剤を塗るべき枝
  • 幹に直結している枝
  • 幹の近く(3cmほど)で切っている枝
  • 太さが直径1.5cmほどある枝(1円玉ほどの直径の枝)

癒合剤を塗るポイントとして、「幹」が大きく関わっています。幹は人間でいう「背骨」のようなもので、とても重要な部分です。幹に直結している枝が病気になると、幹にまで病気がうつってしまうことも。

そういったトラブルを防ぐためにも、幹から半径3cm以内の枝には癒合剤を使用してください。枝の太さが直径1cm以下・幹から直接生えていない枝なら、癒合剤を塗らなくてよいです。

実が成る(なる)・観賞用の植物には癒合剤が必須!

癒合剤はとくに「実が成る植物」「園芸目的の植物」に必要なアイテムです。

「実が成る植物」は虫に狙われやすく、「園芸目的の植物」は免疫力が低い種類が多いため、剪定時にはかならず癒合剤を使用してください。

▼とくに癒合剤が必要になる主な植物

名称 剪定時期
サクラ 11~2月
リンゴ 7~8月と1~2月
オリーブ 3~4月と5~10月
ユッカ 5~7月
バラ 7~8月
4~5月と11~12月

癒合剤を使わなかった場合、「実が成らない」「花がキレイに咲かない」といったトラブルが起こりえます。

キレイな花を咲かせたい、実をつけたい、見栄えを美しく育てたい植物の剪定時には、癒合剤をかならず準備しておきましょう。

癒合剤を「雨の日」に塗るのはNG

癒合剤を塗る作業は、天気が晴れている日におこなってください。雨天時に癒合剤を塗ると、癒合剤が十分に乾燥できず雨で流れ落ちてしまうので、本来の効果が発揮できません。

癒合剤が流れ落ちた部分から、害虫や細菌からのダメージを受ければ、植物が痛む原因となります。剪定や癒合剤を塗る作業は晴れの日におこないましょう。

剪定中に急に雨が降ってきたときは、癒合剤を塗る枝にポリ袋をかぶせ、輪ゴムで止めることで、雨水や菌の侵入を防ぐことができます。天気が回復してからポリ袋を外し、癒合剤を塗ってください。

次は、癒合剤の「代用品」としてよく使用されているものをご紹介いたします。癒合剤の入手が難しいときには、剪定したまま放置するよりも代用品を使う方が切り口を保護できます。

癒合剤の代わりになる「代用品」

「癒合剤を買うのが面倒
なにか代わりになるものはないの?」

そんなときは代用品を使ってみましょう。癒合剤の代わりにとして、以下のものが使われています。

癒合剤の代用品として期待できるもの
  • 墨汁
  • アクリル絵具(ペンキ)
  • 木工用接着剤

ただしこれらはあくまで「代用品」です。カルスメイトのようにしっかり保護する力はありません。トップジンMペーストのような殺菌力もないです。

そのため、この章でご紹介する代用品は「癒合剤の間に合わせで使えるもの」としてご覧ください。切り口を放置するよりは、代用品を使うことをおすすめします。

墨汁

墨汁には「ニカワ」と「スス」が含まれており、殺菌・防腐効果が期待できます。墨汁を筆につけて剪定した切り口に塗るだけという手軽さからも、代用品として使われることが多いです。

代用品 墨汁
特徴・利点 〇防腐・殺菌効果がある
注意点 〇水に弱いため、雨が降ると流れ落ちてしまう 〇防水・防虫効果がない

防腐・殺菌効果を求める時は、日本製の墨汁を選びましょう。輸入物の安い墨汁だと、ニカワやススが入っていない可能性があります。

また、墨汁は水に弱いため、防水や防虫効果は期待できません。防水・防虫には次の代用品がおすすめです。

アクリル絵具(ペンキ)

アクリル絵具には防水効果があるため、乾燥や害虫被害を防ぐ効果が期待できます。癒合剤として使用するときは、水に強い絵具を選んでください。

代用品 アクリル絵具(ペンキ)
特徴・利点 〇防水効果がある 〇乾燥や害虫被害を防止できる
注意点 〇防腐・殺菌効果がない

絵具は墨汁の逆で、防腐・殺菌効果はありませんが、防水・防虫効果が期待できます。

ただし、シンナーなど植物によくない成分が入っている絵具・ペンキを使うと、傷みの原因となりますので、使用する際はその点にご注意ください。

木工用接着剤

木工用の接着剤も癒合剤の代わりとして使用されるもののひとつです。防腐・殺菌効果はありませんが、剪定した切り口が保護できるため、乾燥や害虫被害を防ぐ効果が期待できます。

代用品 木工用接着剤
特徴・利点 〇乾燥や害虫被害を防止できる
注意点 〇防腐・殺菌効果がない

ただし、木工用接着剤は耐水性が低いため、雨が降るとはがれてしまいます。

また木工用以外の接着剤を使うと、かえって植物の健康を損ねてしまうため、代用品のなかでもあまり推奨できないアイテムです。

どうしても代用品で済ませたい方には、複数の代用品を組み合わせて効果的に使うことをおすすめします。

代用品を効果的に使うコツ

代用品を効果的に用いるのなら、以下のように代用品を組み合わせて使用しましょう。

代用品を組み合わせて使う方法

墨汁を塗る(防腐・殺菌)

絵具を塗る(防水・乾燥・防虫)

ポリ袋をかぶせ、輪ゴムで止める

墨汁・絵具・ポリ袋・輪ゴム・筆を百円ショップで揃えれば、かかるコストは500円程度です。5つとも家にあれば0円でできます。

ただ、癒合剤を使うときよりも作業工程が増えるため、代用品の使用には手間がかかります。そのうえ、代用品には癒合剤としての保証がなにもありません。

カルスメイトの価格は100gあたり590円~ですので、代用品を1から買いそろえたときの金額とそうかわりませんよ。

「作業に手間や時間がかかるのはイヤ」
「植物をキレイに育てたい」いう方は、代用品ではなく癒合剤を使うべきです。

剪定・癒合剤が手間なときは業者に頼ろう

剪定・道具を買う手間・癒合剤の処理・切った枝の処分、これらをすべて自分でやるのは手間だと感じたときは「業者」の力を頼りましょう。業者に依頼したときにかかる費用は以下の通りです。

高さ 剪定費用相場(1本あたり)
3m未満 6,304円
3~5m未満 10,287円

※当社実績より算出
※集計期間:2020年1月1日~12月31日
※集計した件数:418件

実が生る植物の剪定は、やり方を間違うと実が生らなくなってしまいます。

松や桜など観賞用の植物は、一般的な植物の剪定よりも難易度が高く、プロでも手間をかけておこなうものです。背が高い木となれば個人で剪定するのは、なお難しいでしょう。

また自分で剪定するときは、専用のハサミや脚立、屋外用の掃除道具に癒合剤も必要になり、個人で用意しなくてはなりません。

そんな手間のかかる作業も業者に依頼すれば、剪定はもちろん、ゴミの処分を含めたすべての手間がなくなりますよ。

お庭110番では1本からでも依頼が可能です!24時間いつでも相談できる無料窓口がありますので、「キレイに咲くように桜を剪定してほしい」など、ご要望がありましたらどんどんお伝えください。あなたの要望にあった業者をご紹介いたします。

見積りを無料(※)で取ることもできますので、値段を見てから依頼するか判断することもできますよ。気になった方はまず無料の窓口からぜひご利用ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

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