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サクランボの木の剪定時期はいつ?基本的な栽培方法や注意点も解説

サクランボの木の剪定時期はいつ?基本的な栽培方法や注意点も解説

サクランボの木の剪定は、実をつけるために必要な作業になります。また、適切な時期におこなうことが重要です。

成長期の枝を伸ばしっぱなしにしてしまうと、日光が行き届かずサクランボの木全体の成長に悪影響を及ぼします。さらに適切な時期に剪定をおこなわないと、枯らしてしまう原因となるのです。

そのため、サクランボの木の正しい剪定時期を知って、適切な方法で剪定をおこなっていきましょう。この記事では、サクランボの剪定方法を中心に紹介していきます。人工授粉のコツや栽培方法についても気になる方も、ぜひご一読いただけましたら幸いです。

サクランボの木の剪定時期は年3回

サクランボの木の剪定は、年に3回おこないます。それぞれ時期別にどのような目的で剪定をおこなうのか、どんな枝を切ればよいのかについてご紹介していきます。

【剪定に必要なもの】

  • 剪定ばさみ(消毒済みのもの)
  • 癒合剤

剪定ばさみは、病気を予防するために煮沸消毒やアルコール消毒をおこなったものを使用しましょう。

2月~3月の剪定

2月~3月の剪定

サクランボの木は、冬になると休眠期に入るため成長が止まります。一般的には、この休眠期に剪定をおこなうことが多いです。しかしサクランボの場合、寒さで枯れるおそれがあるため2月ごろまで待ちましょう。

2月~3月ごろの剪定は、混み合った枝、下向きや内向きに伸びている枝など不要な枝を切り落として間引く程度にとどめておきます。

サクランボの木は乾燥が枯れる原因となるため、切り口には癒合剤を塗っておくのがおすすめです。癒合剤を塗ることで、乾燥を防ぐだけではなく病気を予防することもできます。

5月の剪定

5月は成長期のため、新梢(新しい枝)が伸びてくるころです。新梢は成長が早く、木全体の日当たりを悪くしてしまうため優先的に剪定します。主枝の後ろのほうから生えている新梢を、葉が3~5枚ほど残る位置で切るようにしましょう。

それ以外の新梢は、切り落としていきます。古い枝は、実や花が元からつかないためそのまま残しておいて構いません。

7月の剪定

7月は、再び伸びた新梢を剪定して樹高を抑えていきます。2月~3月の剪定のときと同様に、下向きや内向きに伸びた枝は優先して切り落とします。全体の枝葉に日光が当たるようにすることを意識して剪定しましょう。

剪定が難しいと思ったら業者に依頼しよう

サクランボの木はデリケートなうえに、実の収穫を意識した剪定が必要です。さらに地植えで育てている場合、樹高があると剪定に脚立が必要となります。剪定作業に慣れていないと不安定な足場では危険ですし、失敗するおそれもあるでしょう。

そのため「難しそう……」「危険そう……」と感じたら、業者に剪定を依頼するのも検討してみてはいかがでしょうか。弊社ではサクランボの木はもちろんのこと、庭木全般の剪定に対応した業者を紹介しています。剪定にご不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

たくさんの実を収穫するには人工授粉が必要

剪定をきちんとおこなっていても、サクランボの木は基本的にほかの品種と人工授粉しなければ実がつきません。より多くの実を収穫したい方は、人工授粉をおこないましょう。

人工授粉するには、最低でももう1本は違う品種のサクランボの木を育てる必要があります。限られたスペースで複数のサクランボの木を育てるのが難しい場合は、別品種の花粉を購入することも可能です。または、1本で実がなる「暖地桜桃」という品種を育てるという方法もあります。

もしも別品種のサクランボの木を育てるなら、相性を意識して選びましょう。

・相性のよい品種
現在育てている品種が「紅秀峰」なら、「佐藤錦」「紅きらり」がおすすめです。いっぽう「佐藤錦」を育てているなら「紅秀峰」または「高砂」を新たに育てるとよいでしょう。「ナポレオン」を育てているなら、「紅さやか」や「南陽」などになります。

・授粉方法
鉢植えで育てている場合、耳かきなどの先端についているボンテンに相性のよい品種の花の花粉をつけます。花粉が採取できたら、実をならせたいほうの花のめしべに付着させましょう。庭植えの場合は、大きめの毛バタキを使って広範囲に花粉を行きわたらせるといった方法があります。

サクランボの木の栽培方法

おいしいサクランボの実を収穫するには、栽培方法も大切です。現在すでにサクランボの木を育てている方も、栽培方法についてもおさらいしていきましょう。

栽培する場所

栽培する場所

サクランボの木は、鉢植えも地植えも日当たりのよい場所で育てるのが基本です。

水やり

水をやる頻度は、土が乾いたら与えるぐらいにしましょう。地植えしている場合は、自然の降雨だけでも構いません。しかし、何日も雨が降らずに土が乾いてきたら水を与えましょう。

肥料

鉢植えで育てているなら2月ごろには有機肥料、10月ごろに化成肥料を与えます。地植えなら、さらに5月ごろにも化成肥料を与えておくとよいでしょう。

病害虫

サクランボの木は、「灰星病」や「根頭がんしゅ病」に気をつける必要があります。それぞれどのような病気かお伝えしていきます。

・灰星病
灰星病は、おもに果実に発症する病気です。糸状菌というカビに感染すると、一部分が褐色に変色します。そこから灰色の胞子が付着してサクランボを腐らせます。とくに果実にキズがあると、そこから菌が侵入しやすいため注意が必要です。

灰星病を予防するには、サクランボの実に布かけをおこなって保護するか薬剤で防除するといった方法があります。

・根頭がんしゅ病
根頭がんしゅ病は、株元や幹に大きなコブのようなものが発生する病気です。原因は細菌によるものとされています。放置しておくと育ちにくくなり、最終的には枯れる原因となるため、コブはカッターナイフなどで取り除きましょう。しかし、再度発症するおそれもあります。

根本的な解決方法や予防方法はありませんが切り口から感染することがあるため、剪定時にきちんと消毒したはさみを使うことが大切です。

サクランボの木は、このように剪定はもちろんのこと病害虫対策もきちんとおこなう必要があります。育て方に不安がある場合も業者にお任せください。弊社では、剪定以外にも病害虫対策の消毒や施肥にも対応した業者をご紹介しています。

お庭の手入れや管理全般で悩みごとがある方も、まずはお電話いただけましたら幸いです。

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