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草刈り機の正しい使い方
ここでは、草刈り機を使用する前に必要な準備・正しい使い方を説明いたします。準備を整えること、正しい使い方を理解することの両者がそろえば、草刈り機を安全に使用することができるでしょう。では、順にみていきましょう。使用前に取扱説明書を読む

使用するときは必ず服装・保護具の着用
取扱説明書を読んだら、作業するための服装や保護具を準備し・着用します。草刈り機を使用すると刃が回転する勢いで草や小石が身体に向かって飛んでくるため、準備がなければケガをするおそれがあるからです。また、草むらにひそむ虫に刺されることもあります。 作業に適した服装・保護具を着用することで、安全に効率よく草刈り機を使用することができるのです。準備すべき服装や保護具は以下に示しましたので、参考にしてください。- 作業服(長袖・長ズボン)
- 防振手袋
- 滑り止めがついた長靴
- ヘルメット
- 保護めがね
- 耳当て、耳栓
- すね当て
エンジンを動かす
服装・保護具が準備できたら、草刈り機の刃や各部品の取り付け方が正しいか、部品を取り付けるためのボルト・ナットなどがしっかり締まっているかなどを確認します。確認後は、飛散防護カバー(草や小石が作業者に向かって跳ねるのを防ぐためのカバー)を刃のあたりに装着しましょう。 まわりに人がいないこと・燃料が足りていることを確認してから、エンジンを始動させて草を刈っていきます。エンジンが始動しないときや始動のさせ方がわからないときは、取扱説明書を再度確認するとよいでしょう。 エンジンが始動したら、草刈り機についているパイプを右から左に振るようにして草を刈っていきましょう。エンジンの停止
草刈りが終わったら、エンジンを停止します。エンジンの停止のさせ方も草刈り機の種類ごとにちがいますので、取扱説明書を確認してからおこなってください。 エンジンを停止させるときの一般的な動作手順は次のようになります。- エンジンの回転数を調節するためのスロットルレバーをアイドル位置(エンジンがかかったままの状態になる位置)に戻す
- ストップスイッチ(エンジンを始動または停止させるスイッチ)を運転から停止に変更する
草刈り機の正しい使い方は以上になります。 草刈りを業者に依頼することを検討されている方は、ぜひ弊社に一度ご相談ください。弊社は全国に多くの加盟店がございます。ご依頼いただければ、24時間すぐに対応することができます。ぜひ一度ご連絡ください。
必ず知っておきたい使用上の注意点
草刈り機は正しく使用しないと大きなケガをするおそれがあり、大変危険です。正しく使用するためにはいくつか使用上の注意点があります。ここでは草刈り機を使用する工程ごとに注意点が説明してあります。まずは、エンジン始動前の注意点をみていきましょう。エンジン始動前の注意点

・草を刈る場所にある石などの障害物を取り除く
草刈り機の刃が石などに当たると、作業者やまわりの人に向かって飛び散ってケガをするおそれがあります。またこれは後述しますが、「キックバック」という現象の原因にもなりますので、できるだけ作業の障害になるものは取り除いておきましょう。
・草刈り機の肩掛けバンドの長さとハンドルの位置を調整する
バンドの長さとハンドルの位置が適正でない場合、作業中に転倒すると刃が身体に当たってケガをするおそれがあります。バンドの長さとハンドルの位置は、自然に持った際に刃が地面に対して数センチの高さにくる、という位置を目安にするとよいでしょう。
・可燃物がないところで燃料を補給する
燃料を補給するときはまわりに可燃物や火の気がないことを確認しましょう。また、補給はエンジンが停止したうえで、よく冷えた状態のときにするようにしてください。これは、火災になるおそれがあるからです。
エンジンを始動するときの注意点
エンジンを始動するときの注意点は2つあります。注意点とその対処法は次の通りです。・エンジンを始動するときは刃を地面につけない
エンジンを始動するときは、刃を地面や小石などの障害物につけないようにしてください。エンジンを始動すると、急に刃が回転することがあります。その際、地面や障害物に刃が当たって草刈り機が急に跳ねるおそれがあり、大変危険です。
そのため、刃は地面より浮かせてから、エンジンを始動しましょう。刃とエンジン本体をつなぐパイプの下に四角い木材を置くなどすれば、安定した状態で刃を地面から浮かせることができます。
・燃料を補給した場所から離れたところでエンジンを始動する
エンジンを始動するときは、燃料を補給した場所から3メートル以上離れてください。燃料を補給した場所でエンジンを始動させると、火災になるおそれがあります。
作業中の注意点
草刈り機で作業するときは以下の4点に注意しましょう。対処法も解説してありますので、ぜひ参考にしてください。・人を近づけないように作業する
草を刈っているところと人との距離は、15メートルを目安にしてください。15メートル以内に人がいるときに草刈り機で作業すると、飛散した小石などでケガをするおそれがあるからです。
・キックバックに注意
キックバックとは回転している刃の向かって右側部分に切り株や石、地面が当たると、作業者からみて右側に刃が跳ねるという現象です。キックバックが起きないよう、草を刈る際は刃の左前で借るようにしましょう。
草刈り機は基本、右から左に振ったあと、再び右から左に振って草を刈ってください。左から右に振ると、刃の右側に障害物が当たってキックバックが起こるおそれがあります。
・急な斜面では使用しない
斜面が急な場所で使用すると、足がすべってケガをするおそれがあります。傾きが緩やかな斜面で使用することはできますが、その場合も足場を一歩ずつ確かめながら作業するとよいでしょう。
・巻きついた草などはエンジンを停止させて刃が止まってから取り除く
エンジンがかかったままであるときや、エンジンが止まっているけれどもまだ刃が回転しているときには、刃に巻きついた草を取り除かないでください。刃で指を切断するなどのケガをするおそれがあります。
その他の注意点
作業中や作業直後は、エンジン本体に触ってはいけません。エンジンが動いている間やエンジンの停止直後は、本体がとても熱くなっており、触るとやけどやケガをするおそれがあるからです。 ここまで草刈り機の注意点について詳しく解説してきました。しかし、草刈り機自体、少々使用に慣れのいる工具です。不安のある状態で無理に使用すると、気をつけていてもミスを起こしてしまうかもしれません。 実際に、草刈り機を使用中に大けがをする事故も多数起きているといわれており、最悪の場合指を切断する事故につながってしまうこともあります。 DIYで草を刈ることに自信がない方は、無理せず別の手段も検討してみましょう。草むしりや除草剤なども、しっかりおこなえば効果的に雑草を減らすことができます。草むしりなどに関する情報は、『草むしりが楽しくなるおすすめの道具|5つのコツで効率よく雑草対策』でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 また、より安全かつ、効率的な草刈りをしたいのであれば、業者に依頼することをオススメします。どの業者に依頼してよいかわからない方は弊社にご相談ください。弊社では相談・見積りを無料でおこなわせていただいております。一度、お気軽にお電話ください。【これから草刈り機を購入する方向け】草刈り機の正しい選び方
草刈り機は大きく電動式とエンジン式の2種類にわかれており、中でも電動式はコンセントが必要なコード式と、バッテリーで動く充電式のさらに2種類にわかれます。 ここでは、エンジン式・コード式・充電式の3つについて、より詳しくご紹介いたします。それぞれのメリット・デメリットを判断基準にして選ぶとよいでしょう。エンジン式

- 3つの中でもっともパワーがある
- 軽い
- 購入するのに約10,000円~約25,000円するので、値段が比較的高い
- 音がうるさいので、周りに住宅がないところなど使用する場所が限定される
コード式
コード式は電源コードをコンセントに差し込み、電気の力でエンジンを動かす草刈り機です。そのメリット・デメリットは次の通りです。- バッテリーがないので、軽い
- 燃料を使わないので、空気を汚染しない
- 近くにコンセントがある場所でしか使用することができない
- エンジン式よりもパワーが小さい
充電式
充電式は、バッテリーから供給される電気の力でエンジンを動かす草刈り機です。そのメリット・デメリットをみていきましょう。- 近くにコンセントがない場所でも使用することができる
- 燃料を使わないので、空気が汚れず、環境にやさしい
- 充電が必要なのでやや面倒
- エンジン式ほどパワーがでない
- バッテリーが重いので、エンジン式やコード式よりも体力が必要になる
少しでも心配なら別の方法を
草刈り機で大きなケガをすることが心配な方は、業者に依頼することをオススメします。業者に依頼すればケガを心配しなくても済みますし、丁寧に草刈りをしてくれるからです。 草刈りを業者に依頼した場合、一般的には次のような流れになります。- 現地を調査してから見積り書を作成し、お客様に提出
- 見積りに納得したら契約し、日程を決める
- 予約した日に作業する
- 草刈りが終わったら、料金を支払って完了
ただ、業者を選ぶときは費用が気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで、まずは業者に依頼する場合の費用相場をみていきましょう。
草刈りの費用相場
