
大切なお庭の木を剪定したいとき、剪定業者に依頼しようと思ってもどの業者に依頼すればよいのか迷ってしまいますよね。
剪定業者はたくさんあるため、それぞれがどのようなサービス内容なのか、金額はどのくらいなのか、細かい点まで比較していくときりがありません。
しかし、安心して業者に依頼するにも、慎重な業者選びは欠かせないのです。
そこで、今回は大切な庭木の剪定を安心してお任せできる業者選びのポイントを詳しくご紹介します!
◆庭木の種類別の費用相場
◆費用の詳しい内訳
◆剪定の本当の目的
などなどお伝えいたします。大切な庭木を少しでも長く楽しめるよう、剪定業者探しのマニュアルとしてご活用ください。
目次
剪定業者探しに困ったら…ここをチェック!
剪定業者といっても業態はさまざまです。どんな業者にお任せすればよいのか迷ってしまう方も……。
ここでは、業者の特徴や依頼するときに確認すべきポイントをご紹介しますので、業者選びに迷ったときはぜひチェックしてみてください。
剪定の依頼先はどこがある?

ここではまず、庭木の剪定をお願いするにあたり、依頼先となる業者とその特徴をご紹介します。
<依頼先となる主な業者とその特徴>
よく「なんでも屋さん」ともよばれ、幅広い作業を代行してくれる業者です。剪定作業以外にも、家事や不用品回収など、生活のあらゆる雑務をお願いすることができます。
しかし、剪定の専門業者ではないので、剪定に関する専門的な知識や技術力をもっていないこともあります。軽く枝をそろえてほしいくらいのときや剪定以外のこともなにかお願いしたい方には、比較的費用が安い便利屋を利用してもよいかもしれません。
一般的に、「植木屋」は庭木剪定だけをおこなう業者、「造園会社」は庭木剪定を含めてお庭全体の空間づくりをする業者、「庭師」はお庭をひとつの空間として、美しい空間造りの能力に長けた職人さん個人のことを指しています。
植木屋や造園会社、庭師のどれに依頼しても仕上がりは期待できるでしょう。ただし、料金や作業内容、デザインなどそれぞれ特徴や個性があるため、どのような剪定をしてほしいか、どんなお庭にしたいか、どれくらいの予算かなど自分の希望に沿ったサービス内容かどうかをみていくことがポイントになるのです。
また、業者の人柄や態度、経験や実績も大きな判断材料となります。お庭に関する専門的な知識や技術料をもっているため少し費用が高くなりますが、庭木の種類が多い場合や総合的な空間づくりをしたい方におすすめです。
シルバー人材センターとは、定年退職をしたご高齢の方がこれまで培ってきた経験や知識に基づいて、地域社会に貢献できるよう就業のしくみを作っている社団法人のことです。各自治体によって管理され、剪定以外にもさまざまな分野で依頼に対応してくれます。
シルバー人材センターは、主にご高齢の方が作業にあたるため、危険だと考えられる高所作業や緊急を要する場合はシルバー人材センターに引き受けてもらえないということもあります。しかし、依頼時の費用は比較的安い傾向にあるので、「とにかくすっきりさせたい!」「できるだけ安く済ませたい」という方にはおすすめです。
ガーデニング会社とは、お庭や花壇の造形が得意な業者のことです。庭木の剪定というよりも、お庭全体をきれいにみせたいという方におすすめです。とくに、鳥や動物などオブジェのようなトピアリー仕立ての植物を植えたり「イングリッシュガーデンのようにしたい!」など強いこだわりがあったりする方は、ガーデニング会社にお任せすると仕上がりに満足できるでしょう。
このように、剪定業者にはさまざまな業態があり、それぞれ特徴や得意としている作業にも違いがあります。自分の希望やイメージにあう業者を選ぶことが大切なのです。
ただし、業者選びの際は、いくつか注意しておかなくてはならないことがあります。以下の2点は、注意点として覚えておきましょう。
<注意点>
- 自分の庭木ではなく、道路の街路樹の剪定は道路管理会社や役所へ連絡
- 自分の庭木が電線にひっかかっているときは、電力会社やNTTへ連絡
たとえば、隣家の植木が自宅にはみ出るように生えていることもあるかもしれません。しかし、勝手に剪定することはやめましょう。
植木がはみ出ていることで自宅に危害を加えている場合は、民法233条に基づいて剪定する権利を請求することもできます。
しかし、住民トラブルを防ぐためにも、まずは一度隣家の方と話し合ってみるほうが無難です。
また、電柱に庭木が触れてしまっているときは、下手に剪定を試みると感電などのおそれがあり危険ですので、決してむやみに剪定しないでください。管轄の電力会社やNTTに相談してみて、引き受け可能かどうか、費用はだれが負担するのか、もし引き受けてもらえない場合の対応はどうか、確認しておくと安心です。
探すときのポイント

業者探しには、いくつか大切なポイントがあります。ぜひ以下の7つのポイントを参考にしていただき、信頼できる業者を見つけましょう。
- 庭木1本から剪定を引き受けてくれる
- 料金設定が明確でわかりやすい
- 無料で相談や見積りをしてくれる
- 夜間や休日の相談にも対応してくれる
- 剪定以外の幅広いお庭のお悩みに対応してくれる
- さまざまな業者をまとめて比較検討できる
- 口コミや評判がよい
業者を選ぶうえで、「見積り」 は欠かすことのできないポイントです。
庭木剪定にかかる費用は業者によって異なっているため、見積りをとっておかなくては高額請求や施工不良などのおそれがあります。無料で相談や見積りをおこなってくれる業者なら、事前の費用負担もなく気軽に利用できるでしょう。
また、日中お仕事で忙しい方でも相談できるよう、いつでも気軽に相談できるような業者なら安心です。数多くの業者のなかから自分にぴったりの業者を見つけることは難しいですが、さまざまな業者をまとめて比較できればその手間もかかりません。
「お庭110番」にご相談いただければ、ご相談内容に応じて弊社が最適な業者をご紹介させていただきます。
業者を探す手間が省けるので、剪定作業までスピーディーにすすむことができるのです。また、ご相談やお見積りは無料ですので費用の心配もありません。
弊社では剪定以外にもお庭周りの幅広いお悩みごとに対応しておりますので、24時間365日いつでもご都合のよいお時間にご相談ください。
複数社から見積りをとることが大切!

先ほど、業者依頼には見積りが必要不可欠だとお伝えしました。なぜ見積りが大切なのか、それには以下のような理由があるからです。
- 適正価格を知ることができる
- 過剰な作業工程や漏れを発見できる
- 追加請求など剪定業者とのトラブルを避けることができる
ただし、見積りをしたからといってたった1社だけでは不十分です。複数(最低でも3社くらい)の業者に見積りを依頼し、費用を比較するようにしましょう。複数社を比較することで、作業内容に対する適正価格かがわかるのです。
弊社では、相見積りも大歓迎です!すでに、ほかの業者に見積りを出してもらっている場合はお電話でその旨をお伝えください。相見積りをさせていただき、できるかぎりご納得いただけるよう尽力させていただきます。費用に関してご不安がある場合やご予算が決まっている場合も、お気軽にご相談ください。
プロに依頼したときの剪定費用の目安
業者に剪定をお願いした場合、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。ここでは、業者に依頼したときの費用相場や費用の決まり方、費用の内訳を詳しくご紹介いたします。
庭木・植え込み・生垣の剪定料金
剪定といっても、「庭木」「植え込み」「生垣」のようにどんな状態かによって費用に差があります。ここではまず、それぞれの費用相場をご紹介しましょう。
樹木の状態 | 大きさの目安 | 費用相場 |
庭木 | 約3メートル未満 | 約3,000円~5,000円/1本 |
約5メートル未満 | 約5,000円~10,000円/1本 | |
約5メートル以上 | 約10,000円~20,000円/1本 | |
植え込み | 約1メートル未満 | 約500円前後/1平方メートル |
約2メートル未満 | 約1,000円前後/1平方メートル | |
約3メートル未満 | 約2,000円前後/1平方メートル | |
生垣 | 約1メートル未満 | 約500円~1,000円/1メートル |
約2メートル未満 | 約1,000円~2,000円/1メートル | |
約3メートル未満 | 約2,000円~/1メートル |
高さが大きくなると個別で料金を見積もるという業者が多いですが、高さが約1~5メートルならおよその費用を把握しやすいので安心です。
単価費用の決まり方
続いて、剪定費用の決まり方についてお伝えします。剪定費用の決め方には、「高さ(樹高)」「長さ(生垣の幅など)」「広さ(草刈りなど)」がポイントになります。
剪定してほしい樹木の本数が多いほど、作業範囲が広ければ広いほど、それだけ人手も必要ですし時間がかかってしまいます。どの業者も「1本あたり」や「1メートルあたり」などと単価を記載しているので、その目安をもとにしておよその金額をある程度把握しておくと安心です。
費用の内訳
さらに、気になる費用の内訳についてもみていきましょう。剪定費用は、一般的に「基本料金」のほか、「作業料金」や「ゴミ処分料金」などが必要です。
通常は、基本的な樹木の大きさや本数に対する料金や人件費や交通費が含まれることが多いですが、別途職人に対する報酬として作業料金やゴミ処分料金が発生します。ほかにも、高所作業料金や害虫防止のための消毒料金、駐車料金や出張料金が加算されることもあるので、事前に依頼先に詳細を確認しておくことが大切です。
また、職人への報酬として発生する作業料金ですが、これには「単価制」と「日当制(時給制)」の大きく2つの料金体系があります。単価制というのは、先ほどの樹木の本数や広さに応じた料金体系のことですが、日当制(時給制)は「職人1人あたりいくら」というように決定されるのです。
日当や時給の料金は業者や地域によって異なりますが、一般的には日当制なら約15,000円~30,000円(1人1日あたり)、時給制なら約2,000円~3,000円(1人1時間あたり)が相場となります。
人数によって料金が決まるのでわかりやすいですが、作業時間や日数がかかるほど費用が高くなってしまいます。しかし、見積りの段階で作業時間の目安を確認しておけば、高額請求される心配もありません。
もし、剪定費用の予算が決まっているならば、本数や広さに応じて金額が変わる単価制のほうが利用しやすいといえるでしょう。
少しでもお得にするコツ
少しでも費用をお得にするには、「こまめに剪定すること」「処分は自分でおこなうこと」が大きなポイントになります。こまめに剪定しておけば大規模な作業は必要ないので、その分費用は安く済みます。こまめに枝葉の際を剪定する程度なら、自力での作業もそれほど難しいものではありません。
さらに、処分費は別料金になっていることも多いです。そのため、剪定した枝葉の処分を自分でおこなえばより費用を安く抑えられます。基本的に剪定した枝葉は燃えるゴミとして処分可能ですが、自治体によってルールが異なっていますので事前にゴミ捨てのルールを確認しておきましょう。
ただし、まとまった時間を作れない人はこまめに剪定することも難しいでしょうし、剪定した枝葉の量が多い場合は処分が大変です。そんなときは、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社は、こまめな剪定が難しい方のために、24時間365日年中無休でご相談をお受けし、現地を確認したうえでプロの手で丁寧に剪定させていただきます。また、剪定作業だけではなく剪定後の後片付けまで責任をもっておこないますので、ご自身でゴミの処分ができない方も安心してご利用いただけます。さらに、剪定後のお手入れのアドバイスについてもお伝えすることが可能ですので、日ごろのお手入れにもお役に立てるはずです。
詳しい費用を知りたい方は、まずはお見積りから始めましょう!弊社へのお問い合わせ、いつでもお待ちしております。
剪定はお庭の大切な管理のひとつです
剪定は、単に伸びすぎた枝葉を切り落とすことではなく、樹木を健康的かつ美しく育てるためにおこなう作業です。そのため、知識や技術力がなくては庭木を枯らせてしまうことになってしまうのです。
大切な庭木を枯らせてしまうことのないようにするために、業者にお任せする場合でも、本来の剪定の目的や正しい剪定方法を知っておくことが大切です。ここでは剪定の目的や剪定方法を詳しくご紹介しましょう。
剪定をする目的とは?

剪定の主な目的は、「樹形を整えること」「樹木の生長を促すこと」の2つです。剪定は、単に枝葉を切り落とすのではなく、全体のバランスを考えながら樹形を整えることが大切です。
また、極端に枝を切りつめると樹木の生長を妨げてしまうこともあります。すべての枝葉にまんべんなく日があたり全体の風通しをよくすることで、樹木をより美しく健康的に育てることができるのです。
剪定の方法
剪定は、伸びすぎた枝葉を切るだけではなく、樹木の生長にあわせて正しく剪定しなければなりません。
詳しい剪定方法については、こちらのコラム【植木剪定の業者選びのポイント|料金・サービス内容・剪定事例まとめ】でご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
プロならすべておまかせできる!
庭木の剪定を業者にお願いすると、どんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、業者ならではの剪定のメリットをいくつかご紹介しましょう。
<業者に剪定を依頼するメリット>
- プロならではの細やかな配慮が行き届いた仕上がりが期待できる
- 樹木それぞれにあった正しい剪定をしてもらえる
- 特殊な形にすることもできデザインも楽しめる
- 必要な道具や設備がそろっていて作業時間が短縮できる
- 安全管理が徹底されておりケガやトラブルが少ない
自分ではできないような複雑な仕立て方や細かな配慮が行き届いた施工は、プロならではですよね。樹木それぞれの特徴や生態に詳しい業者なら、種類にあわせて最適な剪定をおこなってもらえるので、樹木の寿命を縮めてしまうようなトラブルも少なく安心です。
お庭110番「相談事例」をご紹介
ここでは、剪定をご検討中の方が少しでも安心して剪定を依頼できるように、実際に弊社にご依頼のあった相談事例をいくつかご紹介いたします。<例1.庭木の剪定をしてほしい>
庭木の剪定をしてほしい | |
場所 | 自宅の庭 |
種類 | マツとビワ |
高さと本数 | 3m-4m 1本ずつ |
そのほか | 草刈りを希望 |
広さ | 40平米 |
ゴミの処分 | 草と枝の処分を希望 |
<例2.剪定もしくは枝落としをしてほしい>
剪定もしくは枝落としをしてほしい | |
場所 | 自宅の庭 |
種類 | サザンカとツツジ |
高さと本数 | 3m未満 10本 |
ゴミの処分 | 枝の処分を希望 |
<例3.剪定後の消毒をしてほしい>
剪定のあと消毒をしてほしい | |
場所 | 自宅の庭 |
種類 | ツバキ |
高さと本数 | 2階建てくらい 15本 |
そのほか | 消毒を希望 |
ゴミの処分 | 枝の処分を希望 |
いかがでしょうか。一口に剪定といっても、作業内容はさまざまですよね。剪定前には、「こんなふうにしてほしい」「高さ〇メートルくらいの木を〇本剪定してほしい」「ゴミの処分もお願いしたい」など、ある程度依頼の内容をはっきりさせておくようにしましょう。要望がわかっていると、業者もスムーズに作業を始めることができるからです。
依頼件数と費用帯
では、もう少し費用に関する不安を取り除いていただくために、弊社にご依頼いただいたご相談事例をもとにした費用相場もご紹介しましょう。
<グラフ1>月別の作業依頼数

剪定のご依頼件数が多くなる時期は、5月ごろの初夏や10~11月ごろの秋が深まるころです。初夏は、だんだんと暖かくなり枝葉がすぐに伸びてバランスが悪くなるので、樹形を整えるためにも春から初夏にかけて剪定をする方が多くなります。また、樹木が健康的に生長するように、次の活動期に向けた剪定を秋ごろにおこないます。
すべての植物がこのスケジュールで生長しているわけではないですが、活動期や休眠期を迎える前には丁寧に剪定をおこない、樹木をきれいな状態に整えておくとより美しく健康的な樹木を楽しむことができるのです。
<グラフ2>費用相場

あくまで相場ではありますが、グラフをみると約20,000円~40,000円となることが多くなっています。たとえば、車が2台ほど駐車可能なスペースの草刈りや剪定したい樹木の本数が1~2本だという場合は、この金額に収まることが多いです。また、枝葉を軽く剪定するだけの場合やゴミ処理をご自身でおこなう場合などは、20,000円以下で済むことも多いです。
しかし、お手入れができておらず樹木の伐採が必要になったり雑草処理のために除草剤をまいたりするとその分費用がかかります。また、樹高が大きい場合や本数が多い場合やひとりでは作業できないほど広大な場所など、人手や時間を必要とするときは100,000円以上になることもあるのです。
費用をより詳しく知りたいときには、必ず見積りをおこなうことが大切です。弊社では無料見積りをおこなっておりますので、まずはお気軽にお電話ください。剪定以外のお庭のお悩みごとやお困りごとに関するご相談やご質問も大歓迎です。ぜひ、弊社「お庭110番」までお問い合わせください。