お庭110番|「サルスベリ(百日紅)を植えてはいけない」と言われてもシンボルツリーにおすすめの理由

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「サルスベリ(百日紅)を植えてはいけない」と言われてもシンボルツリーにおすすめの理由

「サルスベリ(百日紅)を植えてはいけない」と言われてもシンボルツリーにおすすめの理由

ご自宅にシンボルツリーを植える際に、サルスベリが候補に挙がっている方は多いのではないでしょうか。

サルスベリは見た目の美しさだけでなく、育てやすさの面でもシンボルツリーにおすすめの木です。

この記事では、サルスベリの魅力やお手入れの注意点、豊富な品種の特徴を厳選してお伝えしていきます。
ぜひ、シンボルツリー選びの参考にしてください。

「どの木にしようか迷って決められない」
「サルスベリをシンボルツリーにしたいけど植え方がわからない」

など、シンボルツリーに関するご相談はお庭110番が承ります。

経験豊富なプロの意見を聞いてみたいという方も、植え付けまでまとめて任せたいという方も、まずはお気軽にお電話ください。

この記事でわかること
  • シンボルツリーにぴったり!サルスベリの魅力
  • サルスベリにまつわる言い伝えの真相
  • 品種でこんなにも違うサルスベリの特徴

サルスベリをシンボルツリーにおすすめする8つの理由

ご自宅の新築や改築の記念に、シンボルツリーを植えたいと考える方は多いですよね。

シンボルツリーとは、名前のとおり住宅や庭を象徴する木で、おもに背の高い木が選ばれます。

まずは、シンボルツリーにぴったりなサルスベリの魅力を、見た目・手入れ・病気への強さの3点からご紹介します。
サルスベリをご自宅のシンボルツリーにおすすめする理由は以下の計8つです。

おすすめの理由
見た目
  • ピンクや白や赤色の花がきれい
  • つるっとした幹もきれいで開花時期以外も楽しめる
  • 品種によって選べる大きさ
  • 和風の家にも洋風の家にも合う
手入れ
  • 根付けば水やりの必要もない
  • 強剪定をしても枯れない丈夫さ
丈夫さ
  • 日差しに強くて日よけになる
  • 弱点だった「うどんこ病」に強い品種も誕生

それぞれ詳しく確認していきましょう。

ピンクや白や赤色の花がきれい

サルスベリとはミソハギ科サルスベリ属に属する落葉樹で、直径3センチメートルほどの小さな花が房状に固まって咲くのが特徴です。

花の色はピンク・白・赤の3色が基本ですが、濃淡は品種によって異なるため、さまざまな色合いを楽しむことができます。

ピンクのサルスベリ
ピンクのサルスベリ
白いサルスベリ
白いサルスベリ
赤いサルスベリ
赤いサルスベリ

開花時期は7月~10月頃で、7月~8月頃に最盛期を迎える夏の花です。

つるっとした幹もきれいで開花時期以外も楽しめる

シンボルツリーは花の咲く時期以外も常に目に入り、庭の雰囲気を決める存在です。
その点、サルスベリは花だけでなく幹の美しさも魅力的で、季節ごとに変化する様子を楽しめます。

11月~3月頃の落葉期には、つるつるとした幹や枝があらわになります。
サルスベリは成長すると褐色の樹皮が剥がれ落ち、下の写真のように白く滑らかな木肌になるのです。

サルスベリの白く滑らかな木肌

また、花が咲き終わる10月頃に青い実が付き、11月頃に完熟すると下の写真のような濃い茶色になります。

完熟したサルスベリ

品種によって選べる大きさ

シンボルツリーは高木が植えられることが多いですが、お庭の広さや雰囲気によっては小さめの木にしたいという方もいらっしゃるでしょう。

サルスベリは鉢植えで育てられるほどの低木から10メートルにもなる高木まで、品種によって大きさがまったく違います。
そのため、豊富な品種のなかから、ご自宅の敷地やイメージにぴったりのサルスベリを見つけられるはずです。

和風の家にも洋風の家にも合う

京都の邸宅

かれんな花が咲き、大きさも大小選べるサルスベリは、和風建築にも洋風建築にも自然にマッチします。

上の写真のような日本庭園でもよく見かけますが、実はサルスベリはアメリカでも定番の植木で、品種改良が最も盛んにおこなわれているのもアメリカです。

根付けば水やりの必要もない

サルスベリは手入れが比較的簡単な樹木です。

庭に植えてから1年以上経過してしっかり根付けば、水やりの必要もありません
植え付けから1年未満の木や鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水をたっぷりまきます。

あとは、茂りすぎた枝を定期的に剪定して風通しや日当たりをよくすれば、病気を防いで健康に育てられます。
育て方や剪定方法は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

強剪定をしても枯れない丈夫さ

剪定は病気の予防だけでなく、樹形を整える目的や、樹高を低くしたいときにもおこないます。

樹形を変える強剪定(枝を短く切り詰めたり、たくさんの枝を切り落としたりする剪定)は木への負担が大きいため、下手におこなうと枯れてしまう樹木もあります。

しかし、サルスベリは強剪定をしても枯れない丈夫な木です。
太い枝を切り詰めても元気に育つため、お庭の広さに合わせたサイズ調節が可能で、自然樹高で10メートルになる品種を3メートル程度に抑えることもできます。

日差しに強くて日よけになる

サルスベリの生育で大事なのは、日当たりです。
日当たりが悪いと花が咲かなかったり、病気になったりします。

逆に、日差しが強すぎて枯れるということはなく、昼間の直射日光や厳しい西日が当たっても平気です。

「庭に木陰を作りたい」
「窓に差し込む西日をやわらげたい」
というときにも、サルスベリがぴったりですね。

また、夏の暑さにも冬の寒さにも強いため、1年をとおして育てやすい庭木だといえます。

弱点だった「うどんこ病」に強い品種も誕生

サルスベリがかかりやすい病気として代表的なのは、うどんこ病すす病です。

うどんこ病 すす病
症状 葉っぱがうどん粉をまぶしたように白くなる。
放っておくと光合成ができなくなり、弱ってしまう。
葉っぱがすすで覆われたように黒くなる。
光合成や水蒸気の蒸発を妨げるため、弱ってしまう。
原因 糸状菌(カビ)が原因。
葉が茂って湿気がたまると発生しやすい。
糸状菌(カビ)が原因。
アブラムシやカイガラムシの分泌物を栄養源にして繁殖する。
対策 剪定をおこなって風通しをよくする。
専用の殺菌剤を散布する。
アブラムシやカイガラムシを殺虫剤で駆除する。
専用の殺菌剤を散布する。

(参考:公益法人新潟県都市緑化センター「植物Q&A サルスベリ」

特にうどんこ病は被害例が多く、サルスベリの大きな弱点でした。

しかし、現在は品種改良によって、うどんこ病に強い品種も多数誕生しています。
サルスベリを植える際には、病気への耐性もチェックして品種を選びましょう。

「品種が多すぎてどれを選べばいいかわからない!」
という方は、プロに相談するのがおすすめです。

お庭110番は、植栽のお困りごとにも対応しています。

サルスベリ(百日紅)の名前の由来は?

サルスベリは漢字で「猿滑」と書くことからわかるように、木登り上手な猿でも滑ってしまいそうなほど幹がつるつると滑らかなことが名前の由来です。
実際には猿は滑らず登れるのですが、幹の特徴をよくあらわした名前ですよね。

また、100日程度の長期間にわたって花が咲くことから「百日紅」(ひゃくじつこう・さるすべり)とも表記されます。

ただし、同じ花が100日間咲き続けるわけではありません。
花もちは3日~4日程度で、枝先から次々に芽が出て新しい花が咲きます。

サルスベリは花言葉もシンボルにぴったり

サルスベリには、「雄弁」「敬愛」「潔白」「愛嬌(あいきょう)」などの花言葉があります。

枝先に群がるような華やかな咲きっぷりや、幹の美しさから連想された花言葉はどれもポジティブで、ご自宅のシンボルにふさわしいのではないでしょうか。

「サルスベリを庭に植えてはいけない」って本当?

「サルスベリを庭に植えてはいけない」という言い伝えを聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

「木登りをしようとした子供が滑って怪我をするといけないから」などの現実的な理由もありますが、ほとんどは以下のように科学的根拠のない迷信です。

サルスベリを庭に植えてはいけない理由
  • 幹がすべすべで人肌のようだから人の生気を吸って成長すると考えられた
  • 「滑り」から「受験に落ちる」「運気が落ちる」と連想されて縁起が悪い

他に、風水では「申(さる)の方角(南西)に植えると枯れる」ともいわれます。
しかし、実際には、日当たりが大事なサルスベリにとって南西は悪い方角ではないです。

このように、さまざまな言い伝えがありますが、シンボルツリーはご自身が好きだと感じる木を選ぶことが一番です。
迷信とわかっていてもどうしても気になる方は、他の樹木をシンボルツリーに選びましょう。

サルスベリの種類はたくさん!庭木の人気品種と鉢植えもできる矯性品種

サルスベリは品種によって花の色や大きさ、病気への耐性に違いがあります。
おもな特徴を比較して、ご自宅に合う種類を選んでください。

数あるサルスベリの品種のなかでも、庭木として人気の中~高木7種を厳選してご紹介します。

品種名 花の色 樹高 うどんこ病への耐性
ナチェ 純白 5~7m程度 強い
ペパーミントレース
(夏祭り)
覆輪咲きで、白色の縁取りがあるピンク 3m程度 弱い
マスコギー 薄いピンク 5~7m程度 強い
タスカローラ 濃いピンク 5~7m程度 強い
カントリーレッド 濃いピンク~赤色 5~7m程度 弱い
ディアルージュ 鮮やかな赤色 3m程度 強い
ブラックパール ホワイト・レッド・ルージュ・ライトピンク・ルビー
の5種類
葉が艶のある黒色でコントラストが美しい
3~3.5m程度 強い

※樹高は生育環境によって異なります。
※うどんこ病への耐性は変異することがあります。
(参考:農研機構「神奈川県が保有するサルスベリの品種特性」

サルスベリには、シンボルツリーにぴったりの中~高木だけでなく、コンテナ栽培ができるように成長を止めた矮性(わいせい)品種もあります。

「大きな木を植えるスペースはないけど、花壇や鉢植えでシンボルになる植物を育てたい」
という方は、矮性品種のサルスベリを植えてみてはいかがでしょうか。

以下は矮性品種の人気3種です。

品種名 花の色 樹高 うどんこ病への耐性
サマー&サマー ピンク 30~40cm程度 弱い
チカソー 濃いピンク 50cm程度 強い
チカレッド 濃いピンク 60~150cm程度 強い

※樹高は生育環境によって異なります。
※うどんこ病への耐性は変異することがあります。

植木の植栽や剪定は業者に任せれば手間なしで安心

シンボルツリーにするサルスベリの品種が決まったら、植樹をおこないましょう。

ポットに入った苗を購入して植え付けますが、土の温度や水はけ、日当たりなどを考慮して植えないと枯れてしまうことがあります。

せっかくのシンボルツリーを枯らさないために、植え付けはプロに任せると安心です。
お庭110番でもシンボルツリーの植樹を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

また、庭木を植えたあとには、定期的な剪定も欠かせません。
適切な剪定で風通しや日当たりをよくすることで、サルスベリを健康に育てられます。

もちろん、剪定作業のご依頼もお庭110番が承ります。
手間のかかる剪定作業は業者に任せて、サルスベリを理想の樹形のシンボルツリーに育てましょう。

まとめ

サルスベリはシンボルツリーにおすすめの樹木です。

サルスベリの魅力
  • ピンクや白や赤色の花がきれい
  • つるっとした幹もきれいで開花時期以外も楽しめる
  • 品種によって選べる大きさ
  • 和風の家にも洋風の家にも合う
  • 根付けば水やりの必要もない
  • 強剪定をしても枯れない丈夫さ
  • 日差しに強くて日よけになる
  • 弱点だった「うどんこ病」に強い品種も誕生

サルスベリは手入れが比較的簡単な木で、日当たりと水はけに気を付けて、適切な剪定をおこなえば元気に育ちます。

品種による見た目や大きさの違いも楽しめるため、ご自宅のイメージに合うサルスベリを探してみてください。

お庭の環境に適した品種選びや、植樹・剪定のご相談は、お庭110番が承ります。

お庭110番では無料で現地調査をおこない、作業費や出張費、諸経費など、必要な費用の総額をご提示しています
契約前はいつでもキャンセル可能で、契約後に追加の費用が発生することもありません。
明瞭な料金設定と丁寧な説明で、初めての方にも安心してご利用いただけるはずです。

「いくらくらいかかるか見積りだけ知りたい」
という場合にも、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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